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トラステッド・インターネット・アーキテクチャ・ラボ 設立のお知らせ
慶應義塾大学 SFC 研究所および富士通株式会社は、デジタルアイデンティティーを軸にインターネット上で信頼性を担保できるアーキテクチャー設計や技術開発を行う共同研究拠点「トラステッド・インターネット・アーキテクチャ・ラボ」を2022年4月に新設しました。
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トラステッド・インターネット・アーキテクチャ・ラボ 設立趣意
本共同研究拠点では、個人の安心と安全を確保しながら、人々の暮らしや企業活動を不特定の相手や企業ともオンラインでよりよく行えるデジタル社会のコミュニケーションプラットフォームとして、インターネットを再構築することを目指します。そのために、インターネットの運用が始まった時点では備わっておらず、現在は特定のプラットフォームが担保する認証や認可、ウェブページでの個人情報取得の合意のクリックといったさまざまな追加的要素の組み合わせで実現されている個人の安心と安全を確保するためのメカニズムを、既存のインターネット上へ実装可能にする技術の開発やアーキテクチャーの設計について、グローバルな視点で研究していきます。
本ラボの活動内容
トラステッド・インターネット・アーキテクチャ・ラボでは、今後の具体的な活動として、下記の項目を中心に研究活動を実施する予定です。
- 実証実験の成果であるアイデンティティー変換ゲートウェイを活用した不特定の相手との認証技術の開発
- 信頼性担保可能な通信プロトコルと Web アーキテクチャーの設計
- データガバナンスアーキテクチャー設計および技術開発
- 制度設計および標準化